死霊のえじき えじきになったのは誰だ?


81Y3t2v9rBL._SL1500_

失礼な奴


「死霊のはらわたの大ヒットがなければこんな邦題にはしなかったんだ!」
ネーミング担当者がゾンビ信者達に詰め寄られた際、発した言い訳の言葉。
それが更に信者の怒りに火をつけた。
担当者は一生外せない鍵付きゾンビマスクを無理矢理着用させられる事にあいなりました。

これが後に語り継がれる事となる死霊の変である。
ってこんな事実際はなかったんだよね。やっぱり日本は平和ですよ。


死霊のえじきとは?
ゾンビ三部作最終章。またの名を死霊三部作。
死霊のしたたりと共にホラー映画ファンに死霊として刻み込まれる事に。


っておかしいだろ!
まだ死霊のしたたりは一作目だし仕方ない部分もある。
だけど死霊のえじきはゾンビシリーズ三作目。

死霊じゃねえし、ゾンビだし!

あの歴史的大傑作ゾンビの続編ですよ。
よくこんなタイトル付けれたよな。


ホラー神に対しての冒涜行為ですよ!
俺ならとてもじゃないが出来ない。
ある意味このタイトルを付けた連中はカルト教団化していたのかも。

普通の精神状態じゃこんな事出来ないはずだから。
それにしてもこんなタイトルを付けられた死霊のえじきが不憫すぎる。
後にタイトルのせいで苦労することになりますしね。


作品の出来は素晴らしいのに。何という事だ。
キラキラネームを付けられたチルドレンが名前の事で苛めを受けてしまう。
そして一言。「この恨みはらさでおくべきか」
あとは暗黒面にまっしぐら。それと同じノリじゃないか。

死霊のえじき、タイトルのせいで一般の映画ファンからは不遇の扱いを受けます。
ちなみに後にリメイクした映画のタイトルはデイ・オブ・ザ・デッド。
原題のまま。出来はオリジナルに遥か及ばずなのに!
世の中って不条理ね!


Day_of_the_Dead-Mena_Suvari
“リメイク版ヒロイン「えじきにはならないわ!」”

うれしい!楽しい!内輪揉め!


死霊のえじきは超傑作映画ゾンビの続編。
ですので観る前から期待はビンビンに高まってるはず。

そしてその期待は観た後、少しだけ裏切られる事でしょう。
いや~、終末感は非常にあるんですがね。
人間がゾンビに駆逐されほとんどいなくなった世界になってますし。


それはすこぶる魅力的なんですが、、、
舞台が地下施設でして、そこから動きが無いんです。

軍人と科学者たちが生き残って生活してるんですよ。
当然肉体労働者と頭脳労働者ですからトラブルにならないわけがない。

内輪揉め→内輪揉め→グロシーン
内輪揉め→内輪揉め→グロシーン

こんな嫌な汗をかくコンビネーションが延々続きます。

かなり閉塞感がある隠隠滅滅とした展開は地味そのもの。
劇場公開時にはヒットしなかったようですがそれも仕方ないかも。


死霊のはらわたがはっちゃけまくってパワー全開でしたから。
タイトルが似ているとどうしても比べられちゃいますよね。
だから死霊と付けるなって言っただろ!

じゃあこの映画は駄作なのか?
とんでもない!ゾンビには及ばないもののしっかりした創りの傑作です。


・閉鎖空間における人間同士の愚かな争い

・絶望的な終末感

・ゴアゴア過ぎるグロシーンの数々

魅力がいっぱいです。
だからこの映画が好き!っていう人もたくさんいますよ。
もちろん俺もそう!ただ、、、バブ推しがウザイけどね。


バブってのは進化したゾンビ。
こいつが女子で可愛けりゃまだいいんだけど。
見た目がただのゴリラーマン、しかもやたら出番多いし。

ゾンビは理解不能な化け物だからいいのであってね。
人間のような仕草や行動をされると一気に気持ちが萎えます。
分かり合うなんて一切したくない。
理解不能な存在でいて欲しかった。


Day-of-the-Dead
バブ「日常生活に音楽は欠かせないよね」

もう一つの世界線


実は死霊のえじき、元々の脚本にはゾンビと人間との派手な銃撃アクションが盛り込まれてました。
だけど予算の関係上カットされてしまったんです。

完全版DVDにはその元の脚本が特典として付いており、PCで読めるようになっている。
「、、、これが入っていれば!」
思わず声に出してしまいました。


う~ん、ジョージショック~でしょう。
このシーンが入っていれば作品の評価が更に上がっていたはず。

死霊のえじきで一番多く聞かれる不満。

「地味」。


このシーンがあればそう言われないだろうし。
しかし予算予算ってうるさいっ!って思いません?

確かに限られた予算内で創らないと映画って金食い虫だから。
どんどん出費が増えていくのはわかるんだが。


あのリドリー・スコットですら予算かなり気にしてます。
プロメテウスのコメンタリーで言ってました。
とにかく予算を抑える事に気を使ったと。
しかもコメントしまくっているんです。

何だかなぁ、もう好きに撮らせてやって頂戴よ。
ジョージ・A・ロメロなんてゾンビという偉大な発明をしたんだから。
以後の映画人生は好きにさせてやればいいじゃん。


強大な権限を与えてやれ!映画会社の役員どもめ。
そうしたらこの作品の邦題もこんな事になっていないはず。
きっとこうなっていただろう。

ロ    
メロ、来日

日本の映画会社社員:タイトルなんですが、死霊のえじきにしようかなと。

ロメロ:何で?死霊出てこないよ。

日本の映画会社社員:え~死霊のはらわたという映画が大ヒットしまして。

ロメロ:そうなの?

日本の映画会社社員:それにあやかる感じでタイトルを付けたいなと。

ロメロ:、、、舐めてるのか?ワシのメガネが異常にデカイからなのか!

日本の映画会社社員:いえ舐めてません!メガネもそんなにデカクはないです!

ロメロ:貴様をえじきにしたっていいんだぞ!

日本の映画会社社員:ひぃっ!すみませんでした。

ロメロ:日本向けタイトルはワシが決める!

日本の映画会社社員:わかりました、お願いします!

ロメロ:、、、、、ゾンビ・リローデッドじゃ!


こんな展開になる世界線に行きたいなぁ~
行きたいよ、誰か連れてって!死霊でもいいから!


683a053de5c7f48035bc24b13ea
“おいでよ、ロメロの森!”

死霊のえじき [Blu-ray]

新品価格
¥3,636から
(2016/8/16 22:29時点)


2016-08-16 | Posted in 映画, 洋画, ホラーNo Comments » 

関連記事

Comment





Comment



CAPTCHA