AKIRA 北斗、仙道、にしきの、あんたら目じゃないぜ


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絶対にAKIRAめないで!


「あぁ、、、AKIRAが動いてる~動いてるよ!」
これが劇場版AKIRAを観た第一声です。
もちろん劇場内での事ですよ。

思わず興奮して一緒に観に行った友達(メンズ)の手を握ってしまいました。
そっちの気はないんだけど仕方ないよね。
もし逆側に座っていた女の人の手を握っていたら、、、
逮捕しちゃうぞ!されちゃってただろうし。


ちなみに劇場では二回続けて観ました。
今と違って入れ替え制ではなかったですからね、昔は。
いい時代でした。

映像と音楽にかなり圧倒されましたよ。
書き込みとか尋常じゃないですからね。
スタッフの頭がおかしくなるんじゃないかってお母さんモードで心配になるぐらい。


監督であり原作者でもある大友克洋のこだわりはハンパじゃありません。
いい意味で強いこだわりが出ましたね。

幻魔大戦のキャラデザを経験した事もプラスになったんでしょう。
ただしこだわりが過ぎて原作者の平井和正と揉めに揉めたようですけど。


その時の様子を現存する資料から仮想再現してみましょう。

平井:主人公の東丈の顔が変だろう。やり直してくれ。

大友:ちょっと何言ってるか全然わかんない。

平井:東丈は超絶美男子なんだよ!何だこれ?でこっぱちじゃないか!

大友:でこっぱちがいいんですよ、カッコイイですよ!

平井:お前の趣味はどうでもいいんだよ。ちゃんと仕事しろ!

大友:やってるじゃねえか!やり過ぎてメガネ割れたんだぞ!

平井:超能力で予言しよう。キャラデザを変えろ!
でないと将来鋼鉄少年とかいう駄作を作る羽目になるぞ!

大友:それは非常に困る。困るが変更は断固拒否する!

平井:春樹~ちょっと来てくれな~い~?


プロデューサーの角川春樹が調停役になりすますも結局変更は無し。
何と大友が押し切っちゃったんです。

この事は一つの教訓になります。

何があってもAKIRAめない。
すると願いは叶うんだって事です。


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“どうみても鉄雄と義兄弟”

あたり前の事を当たり前に言う大切さ


芸能山城組。
山城新伍とは縁もゆかりもない音楽集団です。

この山城組がAKIRAの音楽を担当しているんですが、斬新というか何というか。
とにかくインパクトがあり過ぎ。
映画版AKIRAの凄さを表現するのに一役買っています。


「金田~鉄雄~甲斐~山形~仲間~」
このフレーズを聞いたときは衝撃でしたね。
だって当たり前の事を言っているだけだもん!


記憶に残る歌の歌詞をいくつか挙げてみましょう。

「息が止まるぐらいの甘いキスをしようよ」

「砂に~書いたラブレター~」

「今何時?そうね大体ね~」


ちょっと非日常な感じを表現するのが歌だと思ってました。
なのに山城組は逆を行ったんです。その試みは見事に成功しました。

映画版AKIRAといえば山城組の音楽を思い出す人も多いでしょうからね。
素晴らしいです。


あとブルーレイの音ですが、、、これが凄いんです!
24bit/192kHzというレートの高さを売りにしているんですけど、正直よくわかんなかった。

「同じ5,1chだったらDVDと大して変わんないだろ?」
みたいな感じで調子乗ってました。


AVアンプを2年ほど前に新しくしたんですけど、そのアンプ環境でAKIRAは観てなかったんです。
今回観てみまして音の素晴らしさに感動。
耳が僕から独立した生物になったよう。
ドーパミンどばどば出ました。

とにかく音がクリアで色々な音が聞こえてくるんです。
「え?こんな音あったっけ?」
耳年増も逃げ出すような新たな感動を届けて頂きました。


手持ちのブルーレイの中でもトップクラスの音の凄さです。
耳が江川みたいに巨大化した錯覚に陥りますよ。

バンダイビジュアルはごくたまに
いい仕事するんだよな~

だから困ったちゃんなんだけど。


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“AKIRA観過ぎて耳こんなんなっちゃった”

本当の意味で一粒で二度おいしい


AKIRA、原作は大傑作なマンガです。(レビューはこちら)
さすがに映画の方はマンガには及びません。
ですが映画も傑作ですし、マンガに勝っている部分もあります。

・クラウンとの戦闘シーン

・ネオTOKYOのビジュアル

・金田関連(バイクやライダースーツ)のかっこよさ

・タカシ、マサル、キヨコのしわくちゃ度


マンガは群像劇になってまして、主人公の金田ですら突出して目立てない。
それほどのスケールの大きさなんです。

それに対し映画の方は時間の制約があります。
だから金田と鉄雄の二人にフォーカスを当てているんですね。
これは見事な再構成ですよ。


ただそのせいで割を食ったキャラもいます。
例えばミヤコ様。

マンガ版では非常に重要なキャラクターで見た目福助ババァなんですけど。
言動とか行動がスゲェカッコいいんです。


そんな僕も大好きなミヤコ様は映画版ではただの宗教ババァになっていました。
観たときは呆然としました。しかも最後がヘボ過ぎ。

大友克洋はミヤコ様の事をどう思っているのか?
拉致監禁して問い詰めたい気持ちになりました。


マンガと映画はリンクしているというか、マンガを読むと映画が観たくなる。
映画を観るとマンガが読みたくなる。まさに理想的な関係になっています。

もう日本の誇りですよね、AKIRAって。


「どうだ、こんな凄いの創れるか?世界よ!」
そう叫びたくなります。

これからも死ぬまで、いや死んでもAKIRAを体感し続けます!

AKIRA BANZAI!


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2016-01-06 | Posted in 映画, アニメNo Comments » 

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