第三十六弾 ハリウッド映画調停委員会



調停とは何か?
裁判のように勝ち負けを決めるのではなく、お互いがどうするかを決めるシステムである。

「裁判だと大袈裟だし、、、」
「裁判だと費用がかかるし、、、」
「裁判だと静粛にしなくちゃいけないし、、、」
このような場合にピッタリのシステムなんです。


映画の都、ハリウッド。華やかですがその分トラブルも多いです。
中には理不尽な被害を受けている人もいたりして。それはいけません!
ですが裁判を起こすとマスコミにある事ない事書かれて騒ぎになりかねない。

それに時間はかかるし、勝ち負けがハッキリするので遺恨が残ります。
遺恨試合を売りにするのであれば別ですが。そこで調停システムの出番です。


今回のザ・検証は調停システムでハリウッドにおける理不尽なトラブルを解決できるのか?
検証します。第1回はジーリ事件を取り上げますよ。

ジーリ事件とは?

ジェニファー・ロペスとベン・アフレック。
当時恋人同士だった2人はジーリという作品の主演を務める事に。
しかしバカップル魂全開で作品のクオリティを下げまくり。
ジーリはあわれ世紀の駄作と呼ばれ興業収益もガタガタ。
主演の2人は全責任を監督のマーチン・ブレストのせいにしてトンズラしたのでした。


「なんて酷い事件!」
皆さんもそう思いますよね?
主演の2人が干されていないなんておかしいですよ。

え?どんな話なのかって?聞きたいんですか?モノ好きだなぁ。
え~と、頭の弱いチンピラが障害を持つ子供を誘拐する。
すると自宅に謎の美女が現れて、、、というゆるいコメディです。

サスペンスではありません。
ちっともドキドキしませんし。


では調停を開始します。まずは被害者的存在であるマーチン・ブレスト監督の入場です。
彼の言い分を聞いてみましょう。



“マーチン・ブレスト監督。殺る気満々で来ました”

調停委員「主演の2人は撮影中どんな感じだったんですか?」

マーチン「もうイチャイチャしまくり。そりゃ酷いもんですよ。
私の書いた脚本も気に入らなかったようだし」

調停委員「作品にも介入してきたと?」

マーチン「もちろん!ロペスはとにかく綺麗に撮れってキャンキャンうるさいし。
ベンは何も考えてなかったけど」

調停委員「世間的にはあなたが戦犯だと言われていますが」

マーチン「監督と脚本を担当したからね。そう見えるかも。
でもあの2人をキャスティングしたのは私じゃない!」

調停委員「2人が作品をムチャクチャにしたと?」

マーチン「確かに私も悪かったかもしれない。
だけど2人が今も第一線で活躍してて私が干されたままなのは納得いかないね」


ここで主演の2人が入場。
入場曲はジェニファー・ロペス自身のヒット曲、On The Floor。
踊りながら入場するロペスに元相方のベン・アフレック、戸惑いを隠せません。



「ベン!みてみて~☆」


ロペス「もっと端っこ歩きなさいよ!」

ベン「ご、ゴメン」

調停委員「それではロペスさんの言い分をお聞きします」

ロペス「あの時は恋に夢中だったから!恋の電気信号が脳内を駆け巡って変な事をしたのよ」

調停委員「自分に責任はないと?」

ロペス「報いは受けたでしょ。だってゴールデンラズベリー賞を受賞したのよ!
確かに今日の私のパンツの柄はラズベリーだけど」

調停委員「まぁそれはいいとして。ではベン、どうですか?」

ベン「う~ん、そもそも僕は演技してなかったからね。素だった。
マーチンには悪い事をしたかも」

調停委員「あのバカ顔は素だったんですね」

ベン「そうさ。あんな顔演技で出来るわけないだろ?」

調停委員「では自分にも責任はあると?」

ベン「あるだろうね。映画はみんなで創るものだし」

ロペス「今更何言ってんのよ!あんなクソ脚本でどうしろって?」

調停委員「キャンキャン喚くのはやめて下さい。ではマーチン監督の要望をお聞きします」

マーチン「この文章をロペスにテレビで読み上げて欲しい」

調停委員「え~と、、、私ジェニファー・ロペスはこの場を借りて懺悔します。
ジーリという映画がムチャクチャな出来になったのは私のワガママが原因です。
現場を混乱させてしまいました。

クリストファー・ウォーケン氏やアル・パチーノ氏にも迷惑をかけた事を深くお詫びします。
わたしって基本クソビッチ女なんです。ウンコブリブリブリ~☆アハハッ!ゴメンね!」

ロペス「ちょっと!何よこれ!それにウンコブリブリブリ~☆って。
、、、あんた何笑ってんの?」

ベン「だっていい年をした女がウンコブリブリブリ~☆って」

ロペス「私は言わないわよ!」

調停委員「ではどうするんですか?一切謝罪はしないと?」

ロペス「なんで私だけ、、、ベンも悪いのに」

ベン「僕はジーリの後かなり低迷したんだ。仕事も減ったしね。
でも君は基本歌手だから関係なかっただろ?」

ロペス「確かにそうだけど、、、最近私も落ち目だしなぁ、、、
じゃあ謝ってもいいけどウンコブリブリブリ~☆はイヤ!」

調停委員「マーチン監督、どうします?」

マーチン「仕方ない、そこは譲歩しよう。じゃあベン、君が言ってくれ」

ベン「ああ!まかせとけ!」

ロペス「、、、、、(何で嬉しそうなんだろう)」

調停委員「それでは調停を終了します」



ベン「ウンコブリブリブリ~☆」
ロペス「、、、、、(別れてよかったかも)」


ジーリが創られたのが2003年。
以降マーチン・ブレスト監督は1本も映画を撮らせてもらっていません。

「ジーリってばそこまで酷い駄作なのか?」
そんな事無いと思います、観てないけど。
ちなみにその年で一番スベった映画に贈られるゴールデンラズベリー賞を7部門も受賞してます。


とにかくミッドナイト・ランが大好きな僕ですから。
マーチン・ブレスト監督がず~っと干されているのは納得いかないです。
業界的にもかなりの損失でしょ?

ハリウッド関係者の方!
このコラムを参考に調停システムを使って未解決なトラブルを解決しませんか?
きっと埋もれてしまった才能を掘り起こしてまた再活用出来ますよ。
それではまた!

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2018-01-19 | Posted in ザ・検証No Comments » 

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